広島が生んだ新しいブランド
広島県産の牡蠣剥き身出荷量は年間2万トンあり、そのうち呉市は5000t弱(全国一)を占めています。
(海面漁業生産統計調査農林水産関係市町村別データ21年度版 より)
副産物である牡蠣殻は4倍程度から累積も合わせると10倍となり、重量では8万トンから20万トンともあると推定されます。
現状では、90%以上が肥料・飼料にリサイクルされています。
特許技術でナノレベルパウダー化
株式会社くれブランドでは、特許技術のプレス加工を前処理に用いることにより、牡蠣殻を従来より拡散に細かく粉砕することに成功しました。
そのことにより、無味無臭のナノレベルパウダーの生成を実現しました。
牡蠣殻パウダー(ナノレベル)は、呉広域商工会の事業として開発しました。
普段は廃棄される牡蠣殻を副産物資源として活用し、新たな商品展開・ブランド化を目指し取組んでいます。
特徴は、平均粒径がナノレベル、焼成牡蠣殻の素材。製造工程は、牡蠣殻を特許製法(瞬間高温高圧焼成法)で300℃程度プレス加工、高温焼成加工していないので、PH(9.1)で弱アルカリ性を保ち、抗菌、消臭効果が期待されます。
多孔質で粒子化した素材をナノレベルまで加工しており、多様性のある素材です。